こんにちは、オスガーマシン広報担当です。オスガーマシンは未経験からの入社でも、学んで成長していける会社です。今回は入社3年目になるD君と菊田社長に登場してもらい、未経験入社の人がその後、どう成長していけるのかをリアルレポートしてみます。
D もともとは山梨県にある木材メーカーで、木工家具の組み立てをしていました。工場のラインで働いていたので工程も確立されていて、決まった通りに確実に行うのが仕事でした。
でもたまに、古い機械にトラブルが起こったりするんです。そんな時に、よく分からないまま自分たちで触ってみることもあって。いつもの仕事と違って「正解が分からないから面白い」という感覚があって好きでした。それに、既にある大きな機械を使って何かを作るより、「何かを作るための機械を作る」のって面白そうだなと思っていたんです。「使う」側から「作る」側に行こうかな、と。そんなタイミングだったので、パイプ加工をするための加工機をオーダーメイドで作るオスガーマシンの仕事は面白そうだなと思いました。
菊田 D君は山梨県に住んでいたのに、こんな愛知県まではるばる面接に来てくれたんです、2回もね。確かに未経験だけれど、この心意気とフットワークの軽さは魅力だ!と思って、来てもらうことにしました。聞けば家を出ること自体も人生初だと。なのに住居探しから「自分でやります!」と全部1人で済ませてきた姿勢は、「お、なかなかやるな」と思いましたね。
製造業の中でも、パイプ加工は自動車の様にメジャーではないので、パイプ加工自体の経験がある人しか採用しない、なんて考えていたら出会えないですしね。経験が無くてもやっていけるように教えるのが我々の務めであり、D君の経験の無さもカバーしていけると考えました。
菊田 未経験者が入社するときはまず、指導担当をつけることにしているんです。D君にもベテランのNさんをつけて、そこから学んでもらうことに。しばらくはNさんにくっついて、仕事を覚えてもらいました。
D はじめは使う工具の名前から教えてもらいました。製造業という意味では前職と同じですが、初めて見るものもあり、本当に基礎の基礎から学ばせてもらいましたね。入社1週間でNさんの出張について大阪まで行ったのはよく覚えています。「D、パイプレンチ取って」なんて言われるんですが、こちらは「何それ?」状態。仕事の現場で教えてもらいながら少しずつできることを増やす、そうやって育ててもらいました。
菊田 Nさんは、製造の中でも修理の仕事や営業もできる人で、オスガーマシンの仕事全般が教えられる人。また、スピードはそこまで早くないけれどきっちりと仕事ができる人。そこから学んで、まずは遅くても良いので確実な仕事ができる人間になってほしいと考えていました。D君も、早くないけど丁寧なタイプだから、似ているよね。
D そうですね。Nさんはお客様の前でやったことの意味を、昼休憩の時に解説してくださるなど、丁寧に教えていただいたなと感じます。あと僕がとても良かったなと感じているのは、修理の仕事で現場にたくさん行けたことです。
社内で組み立てているだけでは、いくら図面を見てもそれがどのように使われるのか、イメージがしづらいんですよね。でも多くのお客様のところに行けたことで、オスガーマシンの機械がどんな役割で役に立っているのかよく分かり、仕事の全体像がつかみやすくなりました。
D Nさんと一緒に動いていたのは3ヶ月くらいですかね。そこからは、さらにいろんな仕事が経験できるように、いろんな先輩について動くようになりました。1年半ほど経ったころに、自分でも担当をもつようになり、今に至ります。担当と言ってもまだまだ分からないこともあるので、内容に合わせて先輩に助けていただきながら、仕事を進めています。
菊田 いろんな先輩につくようになると、それぞれに得意分野や伝え方があることに気づくよね。毎回、やることも違うし、考えることもいろいろ。それがオスガーマシンの仕事の面白さでもあるし、大変なところでもあると思います。
D 今はまだ、面白みを感じるところまではたどり着けていない気がしますね。でも、入社当初は全然分からなかったパイプ加工の世界が、少し分かるようになりました。なのでひとつひとつ教えてもらうことが、全体のこの部分の話だと位置づけられたり、これがこうならこっちはこうだろうと推測ができるようになったり、という点は、少しずつですが自分も成長しているのかなと感じます。
K D君は、決して器用な方ではないけど着実に歩みを進めてくれていると感じています。未経験で来ているから大変なところもあるだろうけれど、めげない気持ちさえあれば、経験を積むごとに力はついていきますよ。僕としてはあまり心配していないですね。
D 実は今、自分にとっては今までで一番難しい案件に取り組んでいるところです。お客様の要望に合わせて、ヘアピンベンダー(180度曲げる機械)を作っているんですが、なかなかお客様に納得をいただける形状に仕上げられなくて。
「今の形ではアウトだけれど、どうしたら正解となるかがお客様にも分からない」という難題に対して、少しずつ金型を調整しながら何度もやり取りしています。やっとゴールが見えてきたかな、というところです。知識と経験を総動員して次の正解を探していく、というやり方は、正解が決まっていてそれを守るのが仕事だった前の会社には無かったことなので、生みの苦しみと喜びを、どちらもしっかり味わわせてもらっています。
菊田 D君は、説明する力がもっとついてくると、さらに良いかもしれないね。我々のような中小の製造現場にはありがちなのかもしれないけれど、D君に限らず「勘と経験」でやってきていることを、言葉に置き換えて人に説明するのが下手な人が多い。お客様にも、現状や改善点をもっと端的に分かりやすく話せるようになると、解決も早くなるかも。その辺は、会社全体で改善を図っていかねばですね。
D 入社してすぐお世話になったNさんが、1年前に定年退職されました。Nさんに教え込まれた「丁寧に仕事をする」ということは、これからも大切にしていきたいです。あとはやはり、1人でできる範囲を広げていきたいですね。難しい案件も「できるだろ、ひとりで行ってこい」って言われるようになりたいです。
菊田 大事なことだね。1人で来られる、という姿が見せられると、お客さんの信頼も増すから、頑張っていってほしいですね。今は先輩に助けられながらだけど、よく外に出ているのはきっと力になるはず。修理で現場に出ることは、技術力・対応力が試される、汗をかく仕事。だからこそどんどん行って、自分の肥やしにしてほしいなと思いますよ。それがきっと「ひとりで行ってこい」につながるはずだから。
-ありがとうございました。
未経験での入社から、ひとつひとつ丁寧な仕事ぶりで成長しているD君の様子が伝わったでしょうか。大きな会社ではないので、現場で見ながら覚えていくことも多いです。重ねた経験が、次の仕事の時の発想力や対応力として生かされていくという実感は、やりがいや面白味につながっていると思います。